人間の世界で花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が問題になっています。
犬の世界でもアレルギーは大問題です。日本で飼われている約1500万頭のうち、
おおよそ3頭に1頭がアレルギーを持っているといわれています。
人間でもそうですが、犬のアレルギーも治療が難しい病気の一つです。
本編で詳しく述べますが、今の獣医学界ではステロイド薬投与による対症療法が主流で、これではどんなに治療してもアレルギーは治りません。
私のクリニックへは、どの病院でも症状が改善せずに、いくつもの病院を渡り歩いた末に来院する飼い主さんが沢山います。なかには獣医師不信に陥っている方もいます。
そんな飼い主さんこそ、ぜひ読んでください。
あきらめないで。アレルギーは治ります。
確かにアレルギーは治すのが難しい病気ですが、食事やシャンプーという日常のちょっとしたことの見直しをしていただければ、あなたの愛犬が本来持っている皮膚の自然治癒力により、アレルギーが克服できる日がきっときます。
私がシャンプーに関心を持ったのは、動物病院でのトリミングがきっかけでした。
湿疹やかゆみといったトラブルが、不思議とトリミング後に起こることが多いのに気付いたのです。
湿疹やかゆみとう症状の原因はもしかしてシャンプーにあるのかも?
そう考えて、ペット用シャンプーの調査を始めたのが最初です。人の皮膚メカニズムから勉強し、犬の皮膚についても独自に研究をしました。シャンプーの大切さやその効果についても知りました。
シャンプーと肌の関係についての研究に、獣医師としての知識や経験を動員してたどり着いたのが、シャンプーと食事療法による、ステロイドを使わないアレルギー治療です。
この治療法は、生活の見直しによる体質改善治療に近いので、少し時間はかかります。
でもきっと、最後には「がんばっててよかった」と微笑むことができるはずです。
あなたの愛犬も、ひょっとするとシャンプーを変えるだけで治るかもしれません。




